リフォームコラム

マンションリフォーム注意点7選:トラブル回避の秘訣

マンションリフォームの注意点は、管理規約の遵守と近隣への配慮が欠かせません。騒音や振動、共用部の養生など、戸建てとは異なる制約が多く、工事前の段階からしっかり準備することが求められます。例えば、床材の遮音等級を守らずに施工すると、下階住人とのトラブルにつながる可能性もあります。また、火災警報器や電気設備の増設にも事前の確認が必要で、意外な落とし穴に気づけないケースも少なくありません。これから紹介するマンションリフォーム時のポイントを押さえておけば、安心してスムーズに工事を進められるでしょう。

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工事着工前の確認事項

マンションリフォーム工事の注意点

工事の内容が決定し契約すると、工事に入りますが、その前に!!

管理組合(管理者)に工事の許可を取る

管理事務所で工事申請書をいただき、内容記入し工程表・工事資料(図面)を添付し承認をとる事が必要です。

近隣挨拶か確実に!!

工事の騒音・振動や搬入・搬出又塗装工事などの臭いがあります。
そのため、両隣+上下階3件の挨拶が最低必要です。また、工事会社とお客様で訪問する事をお勧めいたします。

共用部の養生は大事!!

管理組合(管理者)と相談が前提ではございますが、ほとんどのマンションでは、搬入・搬出経路の共用部廊下及びエレベーターの養生が必要とされます。

工事中の確認事項

床材について!!

マンションの床フローリング貼り替えでは、遮音等級が決められています。遮音等級とは、床で生じる音(床衝撃音)が下階でどの程度に聞こえるかの基準としてL値(L等級)で音の伝わりにくさを表しています。このL値(L等級)はマンションで決められているので、マンションにそった等級のフローリング選びが必要です。

外部に面する部分は共用部分!!

玄関ドアやサッシの変更は禁止とされています。又空調(クーラー)などの穴を開けるのも禁止です。既存の穴を再利用するように間取りの変更時には注意が必要です。

火災警報器に注意!!

マンションの火災警報器はほとんどが管理人室あるいは、消防と連動しているので、工事中の撤去などによる誤報があると大変な事となります。火災警報器の工事は一般的な電気設備工事とは違いますので、移設、撤去などによる工事の時は、注意が必要です。

電気・ガス設備の増設・変更注意!!

マンションでは電気の最大容量が決められています。その電気が各住居に分けられているので、ガスコンロ→IHクッキングヒーターに変更するのは要注意です。

給排水工事に注意!!

PS(パイプスペース)内の配管は共用部ですので、撤去はできません。また、キッチン移設等の時は、解体後既存配管を確認し、経路、床高さなど重々確認が必要です。

工事中のトラブルについて

資材の搬入・搬出における養生の不備。
廃材搬出仮置き場に養生をしていない。
指定した場所に工事車両を止めていない。
など
上記、最小限押えておきたいリフォーム工事の注意事項です。

お役に立てれば幸いでございます。

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記事の監修者

設計士

西村佳晃

一級建築士 / 一般耐震技術認定者 / 宅地建物取引士

建物の構造に関する判断を行い、 地震に強く、安心して住める『強い家』を設計。プランナーの提案する図面を建築基準法に基づいた設計基準に照らし合わせ、 必要な補強を行い、採光などバランスの一番良い設計図面として仕上げます。

建物の構造に関する判断を行い、 地震に強く、安心して住める『強い家』を設計。プランナーの提案する図面を建築基準法に基づいた設計基準に照らし合わせ、 必要な補強を行い、採光などバランスの一番良い設計図面として仕上げます。