ハウスメーカー リフォームは、築25~35年を迎えた住宅が増える今、多くの方にとって現実的な選択肢です。各メーカーごとの工法により、間取り変更や設備交換の難易度が大きく変わるため、事前の知識が欠かせません。たとえばミサワホームのO型は木質パネル工法、積水ハイムはユニット工法といった特徴があり、それぞれ工事の要点を押さえることで、住み心地が向上します。この記事では、ハウスメーカー リフォームのポイントや注意点を具体的に解説していきます。
ミサワホームのO型

写真はミサワホームのO型と言われる商品
で当時では5万戸のセールスを記録したヒット商品です。
街で見かけられた方も多いと思います。
木質パネル工法といわれ、工場で作られた 木製パネルを現場で組みたてます。
ほぼ総2階建てで、2階窓に取り付けられたフラワーボックスと窓廻りの木調の枠や帯が特徴です。
工事上の注意点
・間取りの変更が難しい
・床暖房の設置は上貼りで(段差が出来る)
・天井クロス貼りの際ベニヤ捨て貼りは注意
・電気配線が容易ではない
・壁・床に穴を開けるのは注意
などです。
地域としては神戸方面や泉北・千里などのニュータウンに多く建てられています。
積水ハイム

写真は築35年の積水ハイムの家です。
最近は安部 寛のCMでおなじみのメーカーです。
一見するとリフォームには向いてなさそうですがポイントさえ押さえれば、意外と間取り変更が可能です。

8割近くを写真のように工場でユニットに分割して作りトラックで運び現場でクレーンで組み立てます。したがって前面道路は6m以上程 度必要です。
特徴は見てのとおり箱を積み重ねた無機質 な外観と一見陸屋根に見える屋根です。
工事上の注意点
・窓・玄関ドアの入れ替えが難しい
・浴室のユニットバスの入れ替えは注意 架台の上にユニットが載っている為架台 を切断しないといけない
・横樋の交換(屋根と一体の為)
・間取り変更の際はユニットの交点の4本の
・柱を撤去しなければ以外と自由度があります。
などです。
似た工法としてはトヨタホームがあります。
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記事の監修者

設計士
西村佳晃
一級建築士 / 一般耐震技術認定者 / 宅地建物取引士
建物の構造に関する判断を行い、 地震に強く、安心して住める『強い家』を設計。プランナーの提案する図面を建築基準法に基づいた設計基準に照らし合わせ、 必要な補強を行い、採光などバランスの一番良い設計図面として仕上げます。
建物の構造に関する判断を行い、 地震に強く、安心して住める『強い家』を設計。プランナーの提案する図面を建築基準法に基づいた設計基準に照らし合わせ、 必要な補強を行い、採光などバランスの一番良い設計図面として仕上げます。