リフォームコラム

システムキッチンとは?おすすめメーカーや価格、キッチン選びのコツを伝授

「今使っているキッチンが古くなってきた」「もう少し使いやすいキッチンにしたい」という方は、システムキッチンのリフォームがおすすめです。新しいシステムキッチンに交換したりレイアウトを変えたりすることで、憧れのおしゃれで家事が楽しくなるようなキッチンが叶えられます。今回はシステムキッチンのおすすめメーカーや商品、またキッチン選びのコツなど詳しくご紹介します。

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システムキッチンとは

システムキッチンとは、シンク・コンロ・収納・調理カウンターなどが一体化されたキッチンを指します。この他にビルトイン食洗機・浄水器などもプラスして組み込めます。

形状としてはI型・L型・ペニンシュラ型・アイランド型などさまざまな種類があります。使われている素材もメーカーによって異なり、デザインも豊富です。

一般的なシステムキッチンのサイズは奥行き60~65cm、間口180~300cmくらい。お部屋の広さやレイアウトに合わせて選ぶことができます。

システムキッチンと普通のキッチンの違い

システムキッチンは、コンロやシンクなどの各設備が一枚のワークトップでつながっています。ワークトップにコンロが埋め込まれた「ビルトインコンロ」にできるというのも大きな特徴です。

コンロやシンクなど独立した設備を組み合わせて使う普通のキッチンとはちがって、つなぎ目がなく衛生的です。お部屋にぴったりサイズのシステムキッチンを選ぶことで、キッチン内のデッドスペースもできにくくなります。

ただしすべての設備が一つにまとまっているので、部分的な交換の難易度はあがります。たとえばビルトインコンロやビルトイン食洗機、レンジフードのみの交換もできますが、一つの設備に不具合がでるということは他の設備も古くなっていることが多いのでシステムキッチンをまるごと交換されることが多いです。

リフォーム・リノベーション時におすすめのシステムキッチン5選

ここからはリフォームやリノベーションの際におすすめしたい、各メーカーのシステムキッチンを写真とともにご紹介します。リフォームの内容や費用なども解説しますので、ぜひ参考にされてください。

1.<Panasonic/ラクシーナ>

パナソニックといえば、多くの家電を生み出してきたメーカー。システムキッチンにもさまざまなパナソニックらしいアイディアが詰まっています。

ラクシーナはスタンダードな価格帯のキッチンで、豊富なカラーバリエーションで自分好みのおしゃれなキッチンに仕上げられます。

■築年数:40年
■パナソニック/ラクシーナ
こちらはシンプルな白黒でまとめたキッチンリフォーム事例です。ラクシーナも黒でそろえて、スタイリッシュでかっこいいキッチンになりました。床に敷かれたリアルな石模様のヘキサゴンタイルが良いアクセントに。正面の窓からはお庭の景色も楽しめます。

ヘキサゴンタイルが彩るダイニングキッチンで、家族の笑顔が集う
シンプルに白と黒でまとめた空間に、リアルな石の模様...

2.<Panasonic/リビングステーション>

こちらも同じくパナソニックのシステムキッチンです。

リビングステーションは、先ほどのラクシーナに比べると低価格帯に位置するモデル。シンプルながら、パナソニックならではの最新機能(トリプルワイドIH・スキマレスシンクなど)が取り入れられています。

■築年数:8年
■パナソニック/リビングステーション
こちらは独立型のキッチンを、オープンな対面キッチンへとリフォームされた事例です。キッチンとリビングの間にあった壁を取り払い、お子さんのようすを見守ったり家族と会話を楽しんだりしながら料理できるキッチンになりました。キッチンの床材をリビングダイニングとは違うフロアタイルにすることでゾーニングしており、水や油汚れもサッと拭き取れます。

つながっても、しっかり区切られたキッチン
リビングに小さな小窓が付いたタイプの独立型のキッチ...

3.<TOTO/ミッテ>

TOTOといえばトイレのイメージがあるかもしれませんが、システムキッチンも魅力的なモデルが数々出ています。

ミッテというモデルは、ゴミが排水口までスムーズに流れるすべり台シンクや、上下に分かれたセンターラインキャビネットなどが特徴です。

■リフォーム費用:200万円
■TOTO/ミッテ
こちらの事例はアイランドキッチンを家の中心に据えたリノベーション事例です。キッチンの左右に通路があるので、一人はキッチンに立ち、他の家族が配膳や片付けをするなんてシーンでも、お互いに邪魔にならず移動がスムーズです。

家族が見渡せる対面キッチン
施主様手作りの家具やサブウェイタイル貼りなど弊社と...

4.<LIXIL/リシェル>

住宅設備メーカーとして大手のリクシル。デザインと機能性、価格などのバランスがとれたシステムキッチンが人気です。

リシェルSIは、リクシルのハイグレードモデルのキッチン。インテリアとして美しいデザインで、「らくパッと収納」「Wサポートシンク」などの使いやすさも兼ね備えています。耐久性の高いセラミックワークトップが選べるのも魅力です。

■リフォーム費用:136万円
■築年数:13年
■LIXIL/リシェルSI
こちらはフレンチシックなキッチン。独立型から、リビングダイニングとつながるオープンキッチンへと変更しました。背面には天井までの大型収納を設置。キッチンキャビネットと同じホワイトオークの扉でまとめて、圧迫感の少ないすっきりとしたキッチンに仕上がっています。

家族の時間をもっと!料理を楽しむこだわり満載のフレンチシックなオープンキッチン
ホワイトオークとブラックのアイアンと天板で彩られた...

5.<トクラス/Berry(ベリー)>

トクラスは、ピアノ生産で有名なヤマハの技術を活かした住宅設備機器メーカーです。

Berry(ベリー)は多彩なプランが充実したシステムキッチン。テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のスペシャル番組でも、主役のお二人が新婚生活を送るマンションのキッチンとしてBerryが使われていたそうですよ。

■築年数:23年
■トクラス/Berry
こちらは壁向きのL型キッチンから、対面式U型のトクラス・Berryにリフォームされた事例です。対面式にすることで料理をしながら会話やテレビ視聴も楽しめます。カウンターは傷に強い人造大理石。シンプルながら高品質で美しいシステムキッチンです。

U型対面キッチンで叶える、優雅な大人時間
壁向きのL型から対面式U型へ姿を変えたキッチン。お...

その他のシステムキッチンのリフォーム事例

アーバンモダンなシステムキッチン
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/40552/

ホテルライクなフルフラットキッチン
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/10651/

カフェスタイルの赤いシステムキッチン
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/6061/

白いシンプルなフルフラットキッチン
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/17743/

黒基調の大人クールなキッチン
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/20282/

バーカウンターのようなアイランドキッチン
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/9930/

北欧風のナチュラルかわいいキッチン
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/6791/

家族が集うスタイリッシュなアイランドキッチン
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/6631/

木の温もりがあるカフェ風のシステムキッチン
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/6350/

大人シックなアイランドキッチン
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/6080/

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キッチン選びのコツ5選

キッチンの上手な間取り・レイアウトの仕方

キッチンの使い方はご家庭によってさまざま。「夫婦や親子でキッチンに立ちたい」「家事をしながらリビングにいる子供のようすを見守りたい」「ひとりで料理に集中したい」など希望に合わせて、間取りやレイアウトを決めることが大切です。またシステムキッチンを置くスペースの間口や奥行きのサイズによっても、適したキッチンの形が変わってきます。

システムキッチンの主な型を紹介

I型
コンロ、シンク、ワークトップが横一列に並んだ、最もベーシックなレイアウト。なかでも壁付け型はコンパクトにまとめられるため、面積に限りのある賃貸アパートなどでもよく採用されます。
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/6027/

L型
シンクとコンロをL字に配置したレイアウト。一辺は壁につけ、もう一辺は壁付けもしくは対面型に配置します。キッチンの奥行きに余裕がないと設置が難しいですが、作業動線が短くすむのがメリットです。
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/6119/

ペニンシュラ型
リビングを向いて作業する対面タイプのキッチンで、片側だけ壁についた半島型のもの。アイランド型に比べて、間口が狭くても設置しやすいです。
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/4708/

アイランド型
四方が壁に接していない、島のようなレイアウトです。キッチンの周囲をぐるりと歩いて移動できるので、複数人でも作業しやすくなります。
https://www.space-up.jp/point_case/kitchen/1395/

キッチンの基本構成や収納はどうする?

システムキッチンは、シンクやコンロなどさまざまな設備で構成されています。「あまり料理をしないから最低限の設備でOK」という方もいれば「最新設備をどんどん導入して家事効率をアップさせたい」という方もいますよね。どんな設備がほしいのか考えてシステムキッチンを選びましょう。また収納についても同時に考えていくことが大切です。

システムキッチンの基本構成と選ぶポイント

シンク
食器を洗ったり、野菜の下拵えをしたりする場所。素材はステンレスや人造大理石、ホーローなどが主流です。大きな調理器具をよく使うならゆったりサイズを、調理効率を上げたいならワークトップの延長として使える多層構造のシンクを選びましょう。

蛇口
清潔に保ちたいなら、タッチレス水栓がおすすめ。ホースを引き出せるシャワータイプなら、シンク内のお掃除がしやすくなります。

ワークトップ(天板)
野菜を切ったり、料理を盛りつけたりする作業台部分。ステンレス、人造大理石、セラミックなどの素材が選べて、キッチンの印象もがらりと変わります。

フロアキャビネット
シンクやコンロ下の収納部分。以前は開き扉タイプが主流でしたが、最近は奥の物を出し入れしやすい引き出しタイプが人気です。

コンロ
火で直感的に調理したい方はビルトインガスコンロを。キッチンが暑くなるのを避けたい方はIHクッキングヒーターを選びましょう。自動調理機能がついたものや、汚れのつきにくいフラットな天板のものもあります。

レンジフード
レンジフードは吸い込む力や、お掃除のしやすさで選びます。フィルターがないタイプや、自動洗浄機能のついたレンジフードは掃除がしやすく人気です。

キッチンのパーツ選びはどう考えればいい?

キッチンのシンクやワークトップなどの各パーツは、素材によってお手入れ方法や熱への強さ、耐久性などが異なります。熱やフライパンをそのまま置くことができるか、傷のつきやすさや汚れの落ちやすさはどうか、見た目の好みや予算など総合的に考えて決めましょう。

システムキッチンによく使われる素材集

ステンレス
昔からシンクによく使われている素材。ワークトップやキャビネットまでステンレス製のキッチンもあります。水に強く丈夫で、熱にも強いのがメリット。傷はつきやすいですが、エンボス加工やバイブレーション加工など傷が目立ちにくい商品もあります。

人造大理石
アクリルやポリエステルなどの樹脂で、大理石に似せた素材。シンクやワークトップなどに使われます。高級感があって清掃性がよく、天然大理石よりリーズナブルなのがメリット。熱で変色を起こしやすい点には注意です。

セラミック
高音で焼いて成形された素材で、ワークトップに使われることがあります。他の素材と比べて耐久性が高く、まな板ナシで包丁などを使っても傷がつきにくくなっています。熱にも強いので、熱い鍋やフライパンをそのまま置いても、変形や変色などがありません。

ホーロー
金属にガラスの釉薬を高温で焼き付けた素材で、シンクや収納部分などに使われます。熱に強く耐久性があり、臭いうつりも少ないので、水回りにとても向いている素材です。洗剤や調味料がついても変色しにくく、油汚れは染み込まないので、サッと拭くだけでお手入れも簡単です。

キッチンのカラーコーディネートはどうする?

キッチンの各パーツを選んだら、あとはカラーコーディネートをすれば完成です。キッチンのカラーコーディネートは、ワークトップや収納扉、シンクなどの色の組み合わせで決まります。最近は独立型キッチンより、リビングやダイニングと一体化したオープンなキッチンが大半です。キッチン内のコーディネートで完結するのではなく、リビングやダイニングとの相性も考えながら空間演出をしましょう。

安心・快適な住まいにするためにキッチンをどうすればいい?

包丁や火を使うキッチンは、とくに小さなお子様にとっては危険な場所です。散らかっていると危険の回避がしにくいため、片付けのしやすい収納を意識しましょう。包丁や割れやすい食器類は、ロックできる引き出しに入れるのもよいかもしれません。家電のコードを引っ張ると落下の危険があるため、カウンターの高さコンセントがあると便利です。

火の事故を防ぐために、IHクッキングヒーターを選ばれる方も。ただしIHも使用直後は触れるとヤケドするため、間仕切りや柵でキッチン自体に入れないようにするのも一つの方法です。複数人でキッチンに立つ場合は、通路を広めにとると、ぶつかる危険が少なくなります。

キッチンリフォームに関するショールーム見学も受付中

スペースアップのショールームでは、キッチンの展示も行っています。インターネットやカタログだけではなかなかリフォーム後のイメージがわかないという方は、ぜひご来店いただき実際のキッチンに触れてみてください。

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まとめ

システムキッチン選びやレイアウトにこだわることで、従来のキッチンより機能性やデザイン性を高めることができます。シンクやワークトップ、コンロなど好みの設備を選んで、料理や片付けが楽しくなるようなキッチンにしましょう。スペースアップではお客様のライフスタイルに合わせたキッチンをご提案いたします。

記事の監修者

リフォームアドバイザー

藤本塁

お客様のお困りごとやご要望を伺い、提案から完工までをトータルでサポート。お客様からのご依頼に合わせて、豊富な知識と経験を駆使し、安心安全快適な暮らしをご提案。商品の特性や選び方から費用の目安など、理想の暮らしをご検討する際のポイントや注意点を、わかりやすくお伝えします。

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